【学びを効率化!】『アウトプット大全』を読んでみた。

【学びを効率化!】『アウトプット大全』を読んでみた。


学生のみならず、社会人も老後でも、どんな人も日々の中で何かしらの“学び”を行なっていると思います。

しかし、本は読んだら読みっぱなし。話は聞いたら聞きっぱなし。映画も観たらそれっきり。

なんでもインプットしたらそこで終了と思っている人が非常に多いのではないでしょうか。僕もこの本を読むまで、そうだと思っていました…。

これだとせっかく摂取したものがほとんど残らず過ぎ去ってしまう。
そんなにもったいないことはない!インプットを完璧なものにしたいなら、真に大切なのはアウトプットの量だ!!

こう主張しているのが、今回紹介する 『アウトプット大全』 という本です。
精神科医の著者が神経や脳科学に基づいて自らが実践しているアウトプット法を図解と共に紹介している分かりやすい本です。

自分の学びを見直すとても良いきっかけになった本だと思うので、その中から5つのトピックスを紹介します。

1.アウトプットを7割にするべし。

『アウトプット大全』では、多くの人が学習に割く時間の割合は「インプット7割:アウトプット3割」であると書かれています。これは様々な研究データから得られた平均値。

しかし、コロンビア大学の研究結果から、最も学びの成果を発揮するのは「インプット3割:アウトプット7割」であることがわかりました。

例えば、学生がテスト勉強のためにたくさん教科書を読んで、少しだけ問題を解くよりも、ざっと教科書を読んで要点だけおさえ、問題をたくさん解く方が学習効果が高いということらしいのです。

僕も今まで、本は読んだら読みっぱなしになってしまっていたことが多かったのですが、そうすると内容はすぐに忘れてしまい台無しに。
そこで、 ざっと読んでから頭に残っているうちにその要約を書いてみたところ、読んだ本の内容が今までよりも頭に入り、説明できるようになりました!

2.「書く」「話す」は「運動」と同じ。

体を動かすことで運動神経を働かせて定着させた記憶を「運動性記憶」といい、「書く」「話す」なども「運動」に含まれ、1度覚えるとほとんど忘れないのが特徴。

1度自転車に乗れるようになれば、乗れなくなることはないのと同じです。

「書く」「話す」は「運動」と同じ。

記憶は1度、「海馬」に入り2〜4週間の間保存されます。その間に「アウトプット」という「運動」を行うと脳はその記憶を「重要な情報」と判断して「側頭葉」へ送り、長期記憶が完了する。という流れです!

「運動」の目安は2週間に3回以上。取り入れたモノを使えば使うほど、自分のモノになるということ。言われてみれば確かに…!という感じですね。

何度も何度も書いている自分の漢字は忘れないのに、他人の名前の漢字は書けない…みたいな。

ちなみに、PCなどのタイピングよりも自分の「手で書く」ことの方がより記憶の定着に効果的であるともこの本で紹介されていました。アナログ復権。

3.意味記憶よりもエピソード記憶へ。

インプットをより強固なものにするために、本書でおすすめされているのが記憶を「エピソード記憶」に変換せよ、というもの。

例えば三角形の公式は同じ高さの長方形の半分の面積だから「底辺×高さ÷2」なのだ、と理由を伴って覚えると長期的に定着するというのです。

同じように、歴史を単純に「〇〇年に〇〇した」と羅列して覚えるよりも、「Aが原因でBが起こり、その影響を受けてCがDという政策を行った」というようにエピソードとして覚えていけば、人にも説明できるような安定した記憶になります。

意味記憶よりもエピソード記憶へ。

エピソードを伴わない「意味記憶」はそれぞれがバラバラに散らばって保管されているため、すぐ忘れてしまうらしいです。

確かに、テスト前に一夜漬けしたような内容ってその場はなんとか乗り切っても、テストが終わると思い出せなくなりますよね。

4.落書きで記憶力アップ!

授業中、よく落書きをしていた僕が正しかったことがイギリスの大学の研究で証明されていたことが『アウトプット大全』に載っていました。
落書きをしながら話を聞いていた人は、落書きをしていなかった人よりも29%も多く、話の内容をよく覚えていたようです。

「記憶は喜怒哀楽が刺激されると増強される」という法則があり、落書きをしながら楽しく話を聞いている方が、脳への刺激が大きいのでより効果的であるということ。

スティーブ・ジョブズや太宰治もノートにたくさん落書きをしていたらしいです。その方がアイデアもたくさん浮かぶのでしょうか。いつからか真面目になろうと落書きをやめてしまっていた自分を悔いています。

5.適度にぼーっとすべし。

僕もそうなのですが、「何もしない」で過ごしているとついつい「時間がもったいない!」と焦ってしまったり、自己嫌悪に陥ってしまったりしてしまう人
、多いと思います。

実は、「ぼーっとすること」は「アウトプット」なのです。

『アウトプット大全』を読んでいて一番驚いたのがこの話でした。
最近の脳科学研究によると、ぼーっとしている時に脳では「デフォルトモード・ネットワーク」が活発化し、脳が「スタンバイ状態」に入っているらしいのです。

スタンバイと言いつつも、その実は通常時よりも15倍もエネルギーが消費されており、その間に未来の予測や過去の記憶の整理整頓、状況分析を行なっています。この時間をとらないと、注意力、集中力、思考力などが低下して脳の老化が早まると言われています。

なんでもやりすぎは良くなくて、適度にぼーっとしなければなと反省させられました。

まとめ

自分の学びを振り返って、いかに非効率なことをしてきたか…と『アウトプット大全』を読んで反省しました。

そして同時に、これは多くの人に知らせなきゃもったいない!!と思い、今回記事にしました。

インプットの方法を見直す『インプット大全』も出ているので併せて読んでみようかなと思います。

できそうなことから実践してみるだけで、すぐに効果を実感できるので今回紹介したものからやってみてはいかがでしょうか?